私は昔、援助交際を経験していました。
まだ女子高校生だった頃で、時代としては1990年代後半でした。
当時は、周囲でも援助交際が何気なく行われていたので、
自分も共通の話題が欲しかったこともあって、
援助交際に手を染めました。
しかし、当時は今のような取締りが強化されている
というわけでもなかったので、何の罪の意識も抱くことなく、
援助交際を行ってきました。
だいたい相場は、1回あたり1万円から1万5000円で、
二回以降は3万円、といったところです。
そこで得たお金は、ブランド物のバッグや財布に変えていました。
欲しいものが買える自由さが、当時は何よりも
勝っていたので、愉しくて仕方ありませんでした。
夜に街を歩いていれば、中年の男性の方から、
援助交際のお誘いがかかることもありました。
逆に、金欠の時は、私の方から男性に声を掛けていました。
性についても、法律についてもまったく知らない女子高生の私は、
ただ毎日を生きることだけを考えていたように思います。
何度もゆきずりの男性の隣で夜を越していくうちに、
自分の中に経験が重なっていくような感覚もあって、
充実感さえありました。
何も知らない男性の体を覚えていくうちに、
彼氏とのセックスを大切にするような想いも募りました。
携帯電話の無い時代、ポケベルを活用し、みんなと同じように
ルーズソックスを履いて、プリクラに綺麗に写るための笑顔の
練習をして、沢山の男の子と交流して、愉しくて愉しくて……。
1990年代は、そんな時代で、思い出しては時折苦く感じるような
過ちを、大人になった今でも思い出します。
でも、「あの頃に戻れたらな」なんて不意に感じてしまうくらい、
私にとって当時は輝いた時間でした。
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